東京オリンピック男子バスケットボール:5日目結果まとめ

大西玲央 Reo Onishi

東京オリンピック男子バスケットボール:5日目結果まとめ image

7月25日、さいたまスーパーアリーナにて東京オリンピック男子バスケットボール競技が開幕した。男子バスケットボールの5日目となった31日はグループフェーズでイラン対フランス(グループA)、イタリア対ナイジェリア(グループB)、オーストラリア対ドイツ(グループB)、アメリカ対チェコ(グループA)が行なわれた。

男子全体日程・結果はこちら»


グループA:フランス 79-62 イラン

試合開始から連続6得点を獲得したフランスは、第2クォーターを圧倒し46-27のリードで前半を終えた。そのまま一度もリードを失うことなく、フランスがグループフェーズ3連勝を決めた。イランは3連敗で4位敗退が決まった。

フランスはトマス・エルテル(レアル・マドリード/スペイン)が16得点、ティモテイ・ルワウ・キャバロ(ブルックリン・ネッツ/NBA)が12得点、5リバウンド、バンソン・ポワリエ(レアル・マドリード/スペイン)とナンド・デ・コロ(フェネルバフチェ/トルコ)がそれぞれ10得点をマーク。

敗れたイランはハメッド・ハダディ(FA)が18得点、12リバウンド、5アシスト、アルサラン・カゼミ(ケミドール・テヘラン/イラン)とベフナム・ヤッフチャリ(ミッテルドイチャーBC/ドイツ)がそれぞれ11得点を記録した。

ボックススコア

グループB:イタリア 80-71 ナイジェリア

第2クォーター開始からナイジェリアに連続10得点を許したイタリアは、第3クォーターには相手の攻勢を許し逆転された。しかし第4クォーター序盤に連続9得点で再びリードを奪い、大会2勝めをあげた。

勝利したイタリアはこれで2勝1敗となり、さらにオーストラリアがドイツに勝利したことで準々決勝進出が確定。ナイジェリアは3連敗で終わった。

イタリアはニコロ・メッリ(オリンピア・ミラノ/イタリア)が15得点、5リバウンド、ニコ・マニオン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/NBA)、が14得点、アキーレ・ポロナーラ(フェネルバフチェ/トルコ)が13得点をマーク。

ナイジェリアはチメジー・メトゥ(サクラメント・キングス/NBA)が22得点、10リバウンド、ジョーダン・ウォーラ(ミルウォーキー・バックス/NBA)が20得点、ジャリル・オカフォー(デトロイト・ピストンズ/NBA)が14得点、8リバウンドを記録した。

ボックススコア

グループB:オーストラリア 89-76 ドイツ

第1クォーターを落としたオーストラリアだったが、第2クォーターを26-18と圧倒し試合の主導権を奪った。オーストラリアは激しいディフェンスで相手からターンオーバーを誘発し、得点へと繋げていった。

これでオーストラリアは3連勝でグループフェーズを首位で通過。ドイツは1勝2敗で3位となり、チェコの敗退が決まったため3位での予選通過が決まった。

オーストラリアはパティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ/NBA)が24得点、6アシスト、ジョック・ランデール(メルボルン・ユナイテッド/オーストラリア)が18得点、ニック・ケイ(島根スサノオマジック)が16得点、をマーク。

敗れたドイツはアンドレアス・オブスト(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)が17得点、ヨハネス・フォクトマン(CSKAモスクワ/ロシア)が11得点、13リバウンド、ニルス・ギファイ(ジャルギリス・カウナス/リトアニア)が11得点、を記録した。

ボックススコア

グループA:アメリカ 119-84 チェコ

立ち上がりなかなかショットが決まらないアメリカだったものの、第2クォーターになんとか逆転に成功。後半に入ると3ポイントショットが決まり始め、最終的には35点差の圧勝となった。

2連勝のアメリカは2勝1敗で2位以上が決まり、予選突破となった。チェコは1勝2敗となり、得失点差がグループCのアルゼンチンと日本を下回ったため予選敗退が決まった。

アメリカはジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス/NBA)が27得点、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ/NBA)が23得点、8リバウンド、6アシスト、ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ/NBA)が13得点、5アシストをマーク。

敗れたチェコはブレイク・シルブ(USKプラハ/チェコ)が17得点、オンドレイ・バルヴィン(群馬クレインサンダーズ)が15得点、ヤン・ベセリー(フェネルバフチェ/トルコ)が13得点、トマーシュ・サトランスキー(シカゴ・ブルズ/NBA)が12得点、6リバウンド、8アシストを記録した。

ボックススコア

大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。