スペイン代表のセルジョ・スカリオーロHCが初戦の相手である日本代表を警戒「タフな初戦となる」

大西玲央 Reo Onishi

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7月18日(日本時間19日)、ラスベガスにてアメリカ代表との親善試合を終えたバスケットボール男子スペイン代表のセルジョ・スカリオーロ・ヘッドコーチが、試合後の記者会見で日本代表について言及した。

スカリオーロHCは2018年から2021年までNBAのトロント・ラプターズでアシスタントコーチを務めており、今季は同チームで日本代表の渡邊雄太をコーチしてきた存在でもある。

共同通信社の山脇明子記者に「トロント・ラプターズ時代の渡邊雄太を知っていると思うが、日本代表についてはどう思うか?」と聞かれたスカリオーロHCは「私は雄太のことが大好きなんだ」と話した。

「彼は素晴らしい人であり、素晴らしい選手でもある。少し過小評価されているところもあると思う。彼の未来はとても明るい。トロントではみんなが彼のことを愛し、NBAでの立ち位置を向上させるために、どんどん成長できる機会を与えていた。彼は本当に素晴らしい人間なんだ」。

Yuta Watanabe, Sergio Scariolo

また、よく知っているのは渡邊だけではなく、日本代表チーム全体についてしっかりと調べているとスカリオーロHCは話した。

「次は対戦相手として会うことになる。しかも、(日本は)とてもタフな相手だ。フランス戦を見たばかりだが、日本はとても良いプレイをしていた。良いショットを作り出し、タフなショットも決めていた。とても良いチームだ。フリオ(ラマスHC)はとても良い仕事をしている。我々にとってオリンピック初戦は、とてもタフなものとなるだろう」。

スペインは日本時間7月26日 午後9時から日本との初戦(さいたまスーパーアリーナ)が予定されている。


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。