冨田せながハーフパイプで日本女子初の銅メダル、カーリング日本女子は初戦黒星発進:北京五輪第7日目

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本女子初のハーフパイプ銅メダル獲得となった冨田せな

現地時間2月10日、北京冬季オリンピック第7日目、各競技が行われ、スノーボード女子ハープパイプは冨田せなが日本女子勢では初となる銅メダルを獲得した。また、1次リーグ初戦を迎えたカーリング女子は、日本代表ロコ・ソラーレが平昌五輪王者のスウェーデン代表に5−8で逆転負けを喫し、黒星発進となった。

2018年の平昌五輪に続き、2度目の五輪となる冨田は、2019年末のワールドカップ練習中に転倒し、重度の脳しんとうで一時戦線を離脱したが、今年1月22日にXゲーム・スーパーパイプ(ハーフパイプ)初優勝を遂げて北京入りした。

計3回のうち一番高い得点を争うハーフパイプ。決勝の1回目から得意の大技「フロントサイド1080(正面方向への横3回転)」を繰り出し、2回目は同じ技に板をつかんでのグラブ要素を追加し、88.25点をマーク。3回目はさらに高得点を狙って冒頭からフロントサイド1080を繰り出したが、着地に失敗してしまった。

平昌五輪金メダリストのクロエ・キム(米国)が1回目の94.00点で2大会連続の金メダル。2位はケラルト・カステリェト(スペイン)が90.25点(2回目)となり、冨田は2回目の88.25点により、同種目で日本女子勢初の銅メダル獲得となった。平昌五輪では8位だった冨田は日本女子初メダルに「そうなんだ」と自身でも驚きつつ、3本目でさらに上を狙ったことについて「ちょっとコケちゃったんですけどチャレンジできて良かった」と話した。妹の冨田るきも5位に入賞しており、姉妹で五輪の舞台で滑れたことを喜んだ。

予選2位だった17歳の小野光希は1本目が71.50点と伸びず、2回目、3回目で転倒したことで9位に終わった。

また、カーリング女子は1次リーグが開幕し、平昌五輪・銅メダルの日本代表のロコ・ソラーレは、平昌五輪・金メダル、世界ランキング1位のスウェーデン代表と対戦。序盤は日本リードで進むも第6エンドに逆転され、第8エンドでも3点奪われると、第9エンドでスキップの藤澤五月が4得点のチャンスを惜しくもものにできず、5−8で敗戦となった。11日の次戦はカナダと対戦する。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。