小林陵侑らジャンプ団体は無念の5位、カーリング女子日本は宿敵韓国に完敗:北京五輪第11日目

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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カーリング女子日本は宿敵・韓国に完敗で5連勝ならず

現地時間2月13日、北京冬季オリンピック第11日目夜、カーリング女子は引き続き1次リーグが行われ、日本代表"ロコ・ソラーレ"はライバルの韓国代表に完敗を喫した。また、個人のノーマルヒル金、ラージヒル銀の小林陵侑ら日本ジャンプ勢は団体戦に臨むも5位に終わった。

スキージャンプ団体は強風に苦しみ5位に

スキージャンプ団体戦(ヒルサイズ140メートル)は現地時間19時(日本時間20時だ)から始まった。混合団体戦での高梨沙羅らに起きたスーツ規定違反騒動で悔しい思いをしたこともあり、小林陵侑を筆頭に、兄の潤志郎、佐藤幸椰、中村直幹は、2014年ソチ五輪以来の団体戦でのメダル獲りに挑んだ。

佐藤、中村、小林潤、小林陵の順に飛び、1回目は計438.5点の暫定5位でメダル圏内に踏みとどまった。しかし、2回目は風向きが一定しない強風が会場を襲い、3番手の小林潤まで軒並み120メートル前半に留まり、エース小林陵も132.5メートルで飛距離が伸びず。882.8点で5位という結果となった。

優勝は942.7点でオーストリア、2位は934.4点のスロベニア、3位は922.9点のドイツだった。

カーリング女子日本は宿敵・韓国に敗れ、4勝2敗に

カーリング女子1次リーグ、日本代表のロコ・ソラーレは午前中、中国代表を10−2に完勝し、因縁浅からぬ"メガネ先輩"キム・ウンジョン(金恩貞)率いる韓国代表と対戦した。アイス(フィールドの氷)の状態は懸念した通りシビアになっていた。ここまで好調だったフォース(スキップ)藤澤五月のドローが決まらず、逆に第3エンドで韓国のキム・ウンジョンにダブルテイクアウトを奪われた。

第5エンドで追いつきかけ、後半前の"もぐもぐタイム"でリフレッシュしたが、その後もさらに点差を広げられ、第9エンドで10-5となりコンシードとなった。"メガネ先輩"にいたってはテイクアウト成功率100%という精密さだった。

日本は平昌五輪で敗れた借りも返せず、1次リーグ通算4勝2敗に。現在暫定2位の日本は、15日に英国、16日に米国、17日にスイスと戦う。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

神宮泰暁 Yasuaki Shingu Photo

日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。