2032年夏季五輪・パラリンピックはブリスベンに決定…2019年から招致レースは小規模、一本釣り化

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7月21日、国際オリンピック委員会(IOC)は21日、東京都内で総会を開き、2032年夏季五輪・パラリンピックの開催地をオーストラリア東部のブリスベンに決めた。同国では3度目の五輪開催となる。

夏季大会は、23日に開会式を迎える東京大会、2024年にフランス・パリ大会、2028年に米国ロサンゼルス大会を予定しており、ブリスベン大会はその4年後となる。オーストラリアでは、1956年メルボルン、2000年シドニー大会に続き3度目。

これまで五輪招致というと、2013年の「お・も・て・な・し」でお馴染みとなった東京五輪決定時など、各国開催都市候補同士の威信をかけた大規模な招致レースとなっていた。しかし、大会の肥大化により世界的に招致熱自体が下火になったこともあり、IOCは2019年に選定方法を変更。興味を示す開催都市と交渉し、大会前7年を待たずに決定できることになった。

2032年大会には、インド(ニューデリー、ムンバイ)、インドネシア(ジャカルタ)、カタール(ドーハ)などが興味を示していたが、オーストラリア・ブリスベンは今年6月の理事会時点で承認されており、オーストラリア大陸は大会開催時期の7~8月が冬で、平均最高気温が20~23度という過ごしやすい気候であることが後押しになったようだ。

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