2021年東京オリンピック:大きく様変わりした方法で行われるメダル表彰式

Jacob Camenker

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1年の延期を経て2021年開催となる東京オリンピック・パラリンピックは、現在も続く新型コロナウイルスの影響で通常とは大きく異なったものになる。無観客の会場で競技が行われることは明白な違いであるが、大会の中継が始まれば、もう1つの長く続いた伝統に大きな変更が加えられたことにも気がつくだろう。

メダルを獲得した選手たちは今までのようにメダルを首にかけられることがなくなる。その代わり、メダルが載せられたトレーを贈られる。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことが目的だ。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が7月14日に明らかにした。

スポーツ専門局『ESPN』の報道によると、バッハ会長は「メダルは首にかけられない。アスリートはメダルが載せられたトレーを贈られ、自分でメダルを受け取ることになる。メダルをトレーに載せる人は消毒された手袋を着用し、アスリートがメダルを受け取る前に誰もそれに触らないことを徹底する」と海外メディアに語った。

この厳格な運用はそれだけに留まらない。バッハ会長はメダル表彰式でアスリートたちが互いに接触しないことも表明した。

「握手やハグは表彰式では行われない」とバッハ会長は言った。

現在の東京が陥っている状況からすると、やむを得ないことかもしれない。7月23日に開会するオリンピックを前にして、この国は緊急事態宣言下にあるのだ。

それでもIOCはオリンピックを土壇場で延期することや中止することは選択肢に入れていない。オリンピックは行われる。だがそれは新型コロナウイルスへの厳重な対策によって、かつてのどのオリンピックとも異なったものになるだろう。

(翻訳:角谷剛)

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Jacob Camenker

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Jacob Camenker first joined The Sporting News as a fantasy football intern in 2018 after his graduation from UMass. He became a full-time employee with TSN in 2021 and now serves as a senior content producer with a particular focus on the NFL. Jacob worked at NBC Sports Boston as a content producer from 2019 to 2021. He is an avid fan of the NFL Draft and ranked 10th in FantasyPros’ Mock Draft Accuracy metric in both 2021 and 2022.