東京五輪第最終日前半ハイライト:女子バスケ日本代表が銀メダル、自転車トラック梶原悠未も銀!…ほか

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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東京オリンピック最終日となる第17日目、女子バスケが日本代表が王者米国に善戦し銀メダル、自転車トラック女子オムニアムでも梶原悠未が銀メダルを獲得した。その他、最終日8月8日前半のハイライトを紹介する。
 

快進撃の女子バスケ日本代表は善戦の銀、自転車オムニアムの梶原も銀

バスケットボール女子決勝では、今大会快進撃を見せた日本代表が常勝の米国に挑んだ。第1クオーターからリードを許し、最後まで逆転することはできなかったが、体格差を埋めるシュート力で善戦し、75-90で敗れた日本代表。米国は7連覇を達成したが、日本もエース渡嘉敷来夢抜きでここまで勝ち進み、史上初の銀メダルを手にした。

自転車トラック女子オムニアムでは、梶原悠未が銀メダルを獲得。日本女子勢初のメダリストとなった。4種目を順番に走るオムニアム。梶原は1種目のスクラッチレースを2位、2種目テンポレースを5位、エリミネーションレースを2位、最終ポイントレースでは落車するアクシデントがありながらも総ポイント差で2位に。梶原も「最後は運が味方してくれた」と話したが、1種目での大クラッシュを回避できたことも功を奏した。「母と毎日吐くぐらい苦しいトレーニングをしてきた。メダルを取れて良かった」と語ったものの、優勝を逃した部分では悔しさをにじませた。

また男子ケイリンでは、準々決勝で新田祐大が敗退したものの、脇本雄太は準決勝に進出。準決勝2組敗退後、7~12位決定戦でトップを飾り、7位となった。

男子マラソンは8日7時にスタートし、大迫傑が2時間10分40秒で日本勢最上位の6位入賞となり引退レースを終えた。2位集団に食いつき、2012年ロンドン五輪の中本健太郎以来の6位入賞だった。レース後、「100点満点の頑張りができた」と話した。他日本勢はコンディション不良だった中村匠吾は2時間22分23秒で62位、服部勇馬は2時間30分8秒で73位。優勝は30キロ時点から独走したエリウド・キプチョゲ(ケニア)の2時間8分38秒で、リオデジャネイロ五輪に続いて2連覇を達成。同種目男子では史上3人目となる。一方で106人中30人が棄権し、服部もレース直後に車椅子で運ばれるなど暑さの影響が見られた。

新体操女子団体総合決勝は、日本代表フェアリージャパンの熨斗谷さくら、杉本早裕吏、鈴木歩佳、竹中七海、松原梨恵が8位となった。最初のボール試技では42.750点で暫定6位の滑り出しだったが、2種目フープ・クラブではミスが続き29.750点で上積みできず、メダルを逃した。

 

東京五輪での日本勢の競技が終わり、メダル獲得数は金27、銀14、銅17で過去最多の計58個となった。閉会式は開会式同様、夜20時から東京・国立競技場で行われる。

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。