東京オリンピック第9日目、7月31日夜、日本勢が奮闘した。女子ボクシングフェザー級では、入江聖奈が決勝に進出し、日本女子初の銀以上のベルトが確定。男子サッカーではU-24日本代表がニュージーランドとの熾烈な準々決勝をPKの末に下し、準決勝に進んだ。
入江聖奈が幼馴染の想いも背負い決勝進出
女子ボクシングフェザー級の準決勝が31日に行われた。アマチュアボクシングは5人の審判員が勝っていたと思える側に10点を与え、負けたと思える側に10点から減点した得点を与えていく。規定のフォームによるクリーンヒットが大きな判断基準となる。
イギリスのカリス・アーティングストールとの対戦となった青コーナーの入江聖奈は、1ラウンドから先制のジャブを浴びせ、右に回るフットワークで相手を翻弄して5-0で圧勝。2ラウンド目は相手のパンチが冴え、1-4で落とした。最終3ラウンドは、激しい打ち合いとなったが、3ラウンド合計は、入江に3人が29-28をつけたことで、3-2で勝利。
/#ボクシング 女子フェザー級(54-57kg)
— 日本オリンピック委員会(JOC) (@Japan_Olympic) July 31, 2021
入江 聖奈選手決勝進出🙌
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東京五輪のボクシング日本代表に一番最初に内定した入江が、本番でも一番最初に決勝入りを決めた。準決勝前には、入江と同じ鳥取県米子市出身の幼馴染でもある三上紗也可が、女子板飛び込み準決勝で敗退。その三上から入江に向け「金メダルを獲って」と涙のエールが送られていた。
決勝の相手は2019年世界選手権王者のネスティー・ペテシオ(フィリピン)だが、近々の試合で勝利している。8月3日、幼馴染の想いも背負った入江が、金メダル獲りに挑む。
男子サッカー日本代表、消耗戦を切り抜け準決勝へ
男子サッカーU-24日本代表は、決勝トーナメント準々決勝でU-24ニュージーランド代表と対戦。グループステージ最終戦でフランス代表に4-0で快勝したこともあり、チームは好調と思われた。ところが、遠藤航らのシュートが決まらず前半、後半0対0のまま延長戦へ。PK戦を4-2で制し、2012年ロンドン五輪以来のベスト4入りとなった。
/#サッカー 男子日本代表
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準決勝進出🙌
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PK戦までもつれ込むも、
GK 谷 晃生選手のPKストップもあり勝利しました👏✨
日本🇯🇵 0-0(PK4-2) ニュージーランド🇳🇿#がんばれニッポン#Tokyo2020#TEAMJAPAN #オリンピック pic.twitter.com/K92KzVnlo5
キャプテンの吉田麻也は「谷が止めていたのでペナルティーキックは外しても良いと思って蹴った」と述べ、PK戦でニュージーランドのボールを止めた谷晃生を称えた。久保建英も「谷選手が救ってくれて、チーム一丸で勝てて嬉しい」と話した。堂安律も「今日は谷を筆頭にディフェンス陣に助けられた。次はオフェンス陣がディフェンス陣を助けてあげられるような活躍がしたい」と誓った。
準決勝は8月3日、埼玉スタジアム2002で、強豪U-24スペイン代表を迎え撃つ。
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