東京五輪:卓球女子団体は快勝で決勝進出、スポーツクライミング男子・楢崎智亜が2位で予選突破…その他ハイライト

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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東京オリンピック第12日目の8月3日、各競技で注目の試合が行われた。卓球女子団体は香港に快勝し決勝へ。新種目スポーツクライミングの男子予選では楢崎智亜が全体2位で決勝に進んだ。その他、第12日のハイライトを紹介する。
 

日本勢の注目試合は悲喜こもごも

卓球女子団体では、伊藤美誠、石川佳純、平野美宇の日本チームが香港代表相手に快勝し、日本男子勢より先に決勝に進出。決勝は5日19:30を予定し、4日の中国対ドイツの勝利チームと対戦する。4日の卓球中継はテレビ東京系列で放送される。

今大会からの新競技スポーツクライミング男子複合の予選がスピード、ボルダリング、リードの順に行われ、楢崎智亜は全体2位で決勝に進出。原田海は全体18位で予選敗退となっている。野口啓代、野中生萌がエントリーする女子複合の予選は4日17:00にスピードから順にスタートする。スポーツクライミングの中継はNHK BS1で放送。

サッカー男子U-24日本代表が準決勝で、延長戦の末にU-24スペイン代表に敗れ、史上初の決勝進出を逃した。試合後、久保建英は「もう涙も出てこない」という言葉と裏腹に悔しさをにじませた。6日のU-24メキシコ代表との3位決定戦で、53年ぶりのメダル獲得を狙う。

飛び込み男子板飛び込み決勝では、出場12選手中、最年長の40歳、6大会連続出場の寺内健が渾身の演技を見せるも計359.0点で12位に終わった。2004年アテネ五輪以来の個人種目入賞を逃した。最終演技が終わると、自身よりもひと回り以上若い選手たちだけでなく、スタッフ関係者がスタンディングオベーションで称えられた。

女子対応団体決勝を途中棄権した以降、メンタルヘルス面の不調を理由に個人の出場予定種目の棄権が続いていたシモーネ・バイルズ(米国)が、女子種目別平均台で復帰し、銅メダル獲得。体操界の絶対女王として重圧に苛まれる余り「五輪が楽しめない」と告白していたが、この日は笑顔で演技をやり遂げた。日本の芦川うららは6位だった。
 

その他の日本勢ピックアップ

  • ボクシング女子フェザー級:入江聖奈が優勝。日本勢で史上3人目、日本人女子初の金メダル。
  • 体操個人種目別鉄棒:橋本大輝が金メダルで個人2冠、北園丈琉は6位入賞。
  • レスリング男子グレコローマン77キロ級:屋比久翔平が3位決定戦に勝利し、銅メダル。
  • ボクシング男子フライ級:田中亮明が準々決勝に勝利し、準決勝進出で銅メダル以上が確定。
  • 陸上女子やり投げ:北口榛花が予選2組4位で、6日の決勝に進出。
  • 馬術障害飛越個人:福島大輔、斎藤功貴、佐藤英賢が決勝進出。
  • 陸上男子110m障害:泉谷駿介、金井大旺が準決勝進出。高山峻野は敗退。
  • 陸上男子200m:山下潤、飯塚翔太、サニブラウン・ハキームが予選敗退。
  • 陸上男子5000m:坂東悠汰、松枝博輝が予選敗退。
  • 男子バレーボール:準々決勝でブラジルに敗れ45年ぶりの準決勝進出逃す。ブラジルには1994年以来33連敗。
  • レスリング女子68キロ級:リオ金(69キロ級)の土性沙羅が敗者復活戦を経た3位決定戦で敗戦。2大会連続メダル逃す。
  • アーティスティックスイミングデュエット:テクニカルルーティンで吉田萌/乾友紀子が4位。4日のフリー決勝は12組中11番手。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。