東京五輪:ゴルフ・松山英樹が2位で最終日へ! 柔道混合団体戦は順調に夜の決勝に進出

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

東京五輪:ゴルフ・松山英樹が2位で最終日へ! 柔道混合団体戦は順調に夜の決勝に進出 image

東京オリンピック第9日目、7月31日は男子ゴルフ競技第3ラウンドが行われ、松山英樹が単独2位で終えた。柔道では混合団体戦が行われ、日本代表チームは、順調に決勝進出を決めた。


松山が単独2位浮上! 明日、金メダルなるか

松山英樹は、この日、首位と2打差9アンダー、3位でスタート。1番でのボギーでいきなりつまづくも、2番でバーディーを決めると調子を取り戻し、首位のザンダー・シャウフェレ(米国)を猛追。後半伸びなかったものの、5バーディ・1ボギーの「67」で通算13アンダーで1打差の2位に浮上。最終日に向け好位置につけた。星野陸也は46位タイとなった。

1位は変わらず、通算14アンダーのシャウフェレ、2打差3位タイはポール・ケーシー(英国)、カルロス・オルティス(メキシコ)、3打差5位タイにはセバスティアン・ムニョス(コロンビア)、ロリー・マキロイ(アイルランド)ら4選手が並んだ。

明日の最終ラウンド、松山は首位シャウフェレ、3位タイのケーシーとの最終グループで、午前11:09スタートを予定している。


柔道日本代表、混合団体戦はフランスとの決勝へ

柔道最終日には混合団体戦が行われた。今大会からの新種目で、男女各3選手、計12チームが参加。先に4勝した方が勝利となる。

日本チームは、女子軽量級(57キロ以下)に女子52キロ級金メダルの阿部詩。続く男子軽量級(73キロ以下)は73キロ級金の大野将平、女子中量級(70キロ以下)は70キロ級金メダルの新井千鶴、男子中量級(90キロ以下)は90キロ級3回戦敗退の向翔一郎、女子重量級(70キロ超)は78キロ超級覇者の素根輝、男子重量級(90キロ超)には、100キロ級金のウルフ・アロンのオーダー。

5人の金メダリストを投じた最強メンバーだったが、初戦となった準々決勝のドイツ戦。先鋒の阿部詩が1階級上の57キロ級の実力者テレザ・ストールに指導3つの反則負けを喫するまさかの展開。次鋒の大野は慎重になり過ぎたのか、技ありを取られ2連敗に。

あわやの状況となったが、女子中量級の新井が個人戦同様に倒してからの縦四方固で合わせ1本勝利。続く向も個人戦メダルなしの雪辱を期し、今大会90キロ級銀メダリストのエドゥアルド・トリッペルを背負投の技ありで優勢勝ち。女子重量級の素根も得意の大内刈の合わせ技で1本勝ちを決め、男子重量級ウルフは延長戦で肩車での技ありで逃げ切り、危ういながらも準決勝に駒を進めた。

ROC(ロシア・オリンピック委員会)との準決勝は、大野が先鋒となったがドイツ戦の轍は踏まず、31秒、横車の1本で圧勝。次鋒も新井が谷落、崩上四方固の合わせで1本勝ち。3本目、向はミハイル・イゴリニコフの奥襟を取るかに見せかけ、顔にパンチを浴びせる際どい戦法にも耐え、反則勝ちで勝利。4本目は素根が背負落で1本勝ちを収め、4タテで決勝進出となった。女子軽量級は阿部詩に代わり、57キロ級銅メダルの芳田司に入れ替えていたが、出番がなかった。

注目の柔道混合団体決勝は、同日夜行われ、日本はテディ・リネール率いるフランスと戦う。

▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

神宮泰暁 Yasuaki Shingu Photo

日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。