東京五輪を目指す平野歩夢が初のスケボー国際大会の準々決勝で敗退

Sporting News Japan Staff

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現地時間6月14日(日本時間15日)、冬季五輪連続銀メダルの平野歩夢が、スケートボードの国際大会『デュー・ツアー2019』(アメリカ・カリフォルニア州ロングビーチ)のパーク準々決勝に出場したが、24位で敗退した。

スノーボードのハーフパイプで冬季五輪2大会連続の銀メダリスト・平野歩夢は、最大のライバルであるショーン・ホワイト(アメリカ)のスケートボード転向に触発される形で、「スルーできない」としてスケートボード挑戦を宣言。夏季五輪である東京五輪出場を目指し、2018年11月から本格的に“二刀流”キャリアを開始した。

世界的に活躍する日本人スケーターも多いストリート部門(加算採点式)に対し、日本国内では強豪選手が不足している一発勝負のパーク部門(3本中最高点採用式)に絞ると、3月には日本オープンで3位に入賞。5月の日本選手権に初出場でいきなりの優勝を果たし、日本スケートボード協会(AJSA)の強化指定選手となった。

パーク日本王者の肩書を得た平野は、初の国際大会となる『デュー・ツアー2019』(冬季版『デュー・ツアー』には出場経験あり)に参戦した。同大会は、東京五輪代表を決める五輪ランキングポイント付与対象となる大会の初戦だった。初出場の平野は、12日のパーク予選で11位に入り、準々決勝進出を決めた。

(↑準々決勝直前の練習の模様)

だが、15日の準々決勝本番には、予選免除の世界選手権ランカーが加わり、競技レベルが上昇。平野自身も、3本の試技すべてでミスしたことから、30人中24位で準々決勝敗退となった。2014年のソチ五輪、2018年の平昌五輪という大舞台に立ち、2大会連続の銀メダルを獲得した平野にとっても、やはり国際大会となると高い壁だった。

当然ながらスノーボードとスケートボードは似て非なるものだ。平野自身も簡単なことではないと口にし、大きな挑戦であることを強調していた。スノーボードの経験が強みになると同時に、重い十字架にもなる。

純粋なスキル面では、スノーボードで培った高さのあるトリックが武器であり、あとはトリックの難易度を上げていくことが急務となっている。

今後、平野は五輪ランキングポイント付与大会となる、7月の国際オープン(中国)、9月の世界選手権(ブラジル)に臨む予定だ。

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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「※」は提携サイト『Goal』の記事です

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。