プロテニス男子シングルス現世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、保留にしていた東京オリンピックのテニス競技への出場を正式に表明した。
ウィンブルドン選手権を制し、男子タイ記録となる4大大会通算優勝20回に到達したジョコビッチは、大会後、東京五輪出場について「50/50」だとしていた。
Cannot disappoint my little friend Koujirou. I booked my flight for Tokyo and will proudly be joining #TeamSerbia for the Olympics. 🇷🇸 pic.twitter.com/23TmSdvc4x
— Novak Djokovic (@DjokerNole) July 15, 2021
無観客での開催、帯同できるチームスタッフ数や行動制限などから出場について二の足を踏む状況にあったが、日本時間16日未明、自身のTwitterに「東京へのフライトを予約した」と投稿した。
日系の少年ファン「コウジロウ君」がジョコビッチ自身のメッセージを再生している動画に「小さな友人コウジロウをがっかりさせることはできない」と添え、誇りを持って母国セルビアチームに加わり、オリンピックに出場すると表明した。
ジョコビッチは今季男子シングルスで、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権を制しており、今後、東京五輪で金メダルを獲得し、9月の全米オープン優勝を果たせば、シュティフィ・グラフ(ドイツ)しか達成していない「年間ゴールデンスラム」に到達することができる。実現すれば、男子では初となる。
ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)は体調面などから出場辞退を表明しており、男子シングルスビッグ3の中では、ジョコビッチが唯一の出場となる。
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