リンゼイ・ボンが、ドナルド・トランプを批判して炎上したSNSでの騒ぎを一笑に付し、12月16日にフランスのヴァル・ディゼールで開催された、W杯女子スーパー大回転で優勝の栄光を手にした。
MORE: 今なら無料視聴可。スポーツを見るならDAZN(ダ・ゾーン)に!
今週初めボンは、「彼女の首を折りたい」などといった匿名の書き込みによって自身のSNSが炎上したことを明かした。インタビューでトランプ大統領を批判し、ホワイトハウスへの招待を受けるつもりはないと述べた後のことだった。
そんな渦中にありながらも、ボンは過去に最高記録となる1分48秒をマークした馴染みのあるコースに戻り、11ヶ月ぶり、自身78回目となるFISアルペンスキーW杯で優勝した。
「私は疲れ切った中年のおばさんなんかじゃないと思う」ケガから復帰し、W杯のスーパー大回転の優勝者で2番目に年長となる33歳のボンはこう語った。
「私自身の力を証明できたと思うし、間違いなく今までの自分の行いが一周回って戻ってきた。素晴らしいスキーを見せられたと思います。ここは凹凸があるコースで、最後もう少しで転倒するところだったけれど。今日、レースができて本当に幸せです」。
2位のソフィア・ゴッジャとは、0.31秒差で追撃をかわした。また、ラグンヒル・モヴィンケルは3位(0.39秒差)で大会を終えている。
スーパー大回転の前回王者でランキング首位のティナ・ヴァイラテルは敗退、世界選手権金メダリストニコル・シュミットホファーは4位(0.67秒差)だった。
原文:Lindsey Vonn lets her skiing do the talking after Donald Trump controversy
翻訳:Ayako Hayashi