リンゼイ・ボンが怪我を乗り越え、4度目の冬季五輪出場へ

Chelsea Howard

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リンゼイ・ボンが、2月の平壌オリンピックで4度目の冬季オリンピック出場を果たすことが正式に決まった。

アメリカ史上最も華々しいキャリアを送っているスキーレーサーであることを考えれば驚きではないかもしれないが、彼女の2018年冬季五輪出場への道は決して優しいものではなかった。

ボンは2014年のソチ五輪を怪我で欠場しており、平壌に向けて準備にするにおいても、怪我に悩まされ続けていた。

1月13日(日本時間14日)には、12月16日(同17日)にヴァル=ディゼールでスーパーGを優勝して以来のレースに参戦。ヴォンは9位となり、先月の結果もあって2018年冬季五輪になんとか参加できることとなったのだ。

ヴァル=ディゼールでキャリア78度目となるワールドカップでの勝利を飾ったのち、ヴォンは背中の怪我の治療で離脱した。コース状態が良くなく、怪我の可能性もあったことから13日(同14日)のレースへの参加を躊躇していたのだが、状態が改善されたことで、参戦の意思を固めた。

33歳のボンは、2002年に五輪初出場を果たしている。2010年のバンクーバー五輪ではダウンヒルで金メダル、スーパーGでは銅メダルを獲得。最後に五輪出場しているのは8年前だが、彼女は決意と不屈の努力で、平壌で競うチャンスを手にしたのだ。

原文:Lindsey Vonn perseveres to qualify for fourth Winter Olympics despite injuries

翻訳:大西玲央

Chelsea Howard