【速報】松山英樹が日本男子ゴルフ史上初の銅メダル! パリ五輪ゴルフ男子|試合経過・結果・ハイライト

一野洋 Hiroshi Ichino

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日本時間8月1日(木)にル・ゴルフ・ナショナルで初日を迎えたパリオリンピックのゴルフ男子。同4日に最終日が行われ、日本の松山英樹が通算17アンダーで3位に入り、日本男子ゴルフ界史上初の銅メダルを獲得した。中島啓太は、通算3オーバーの49位タイだった。なお、スコッティ・シェフラー(アメリカ)が通算19アンダーで金メダルに輝いた。

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首位から3打差の4位タイで最終日をスタートした松山は、2番のパー3でバーディーを奪う幸先良いスタートを切る。すると、4番から3連続バーディーを決めて、首位から1打差の3位タイにつける。その後は3連続でパーをセーブして、勝負のバックナインへ向かう。

松山は10番でバーディーを奪取すると、12番でもバーディーパットを沈めてスコアを通算17アンダーに伸ばし、この時点でトップから3打差の2位タイにつける。その後は惜しいバーディーパットを外すなど我慢のゴルフが続く。

最終組のジョン・ラーム(スペイン)とザンダー・シャウフェレ(アメリカ)がスコアを落とす厳しい展開の中、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(アメリカ)がこの日9アンダーで回る猛チャージをかけて、通算19アンダーの1位タイで先にホールアウトする。

トップから2打差で最難関の最終ホールを迎えた松山は、2打目をピンそばに寄せるナイスショットを打つが、バーディーパットが外れてパーセーブ。この日65で回った松山は、通算17アンダーでホールアウトして最終組の結果を待つ。

松山と並んでいた最終組のラームが17番でボギーをたたき、この時点で松山が単独3位となる。最終ホールでは、そのラームが3打目を外し松山の銅メダル以上が確定。さらに、1打差で上をいっていたトミー・フリートウッド(イギリス)がパーをセーブし、この瞬間松山の銅メダルが確定した。東京五輪ではプレーオフに敗れて4位に終わり悔しい思いをした松山だったが、3年後にフランスの地で歴史を作り、メダルが確定した瞬間には破顔一笑で仲間とハイタッチを交わした。

試合経過・ハイライト

※内容は逆時系列。日時は日本時間表記。

0:40 フリートウッドがパーパットを沈めてメダル争いに決着。金メダルがシェフラー、銀メダルがフリートウッド、そして銅メダルに松山。

0:35 ラームのロングパットはカップの右を通過。この時点で松山の銅メダル以上が確定する。

0:34 通算18アンダーのフリートウッドは、3打目でカップを狙うも左に外れる。この時点で、スコッティ・シェフラーの金メダルが確定する。

0:30 ラームは最終ホールの2打目をバンカーに入れてしまう。1打差で松山の上をいくトミー・フリートウッドも2打目でグリーンオンならず。

0:20 最終組のジョン・ラームが17番でスコアを一つ落とし、この時点で松山が単独3位。

0:19 松山のバーディーパットは、カップ右をクルリとなめて惜しくもカップインならず。松山も悔しさいっぱいの表情。通算17アンダーでホールアウトし、この時点で3位タイ。

0:13カップまで残り170ヤードの松山の2打目は、ピンそばまで寄せるナイスショットでバーディーチャンス。

0:03 18番ホール、471ヤードのパー4。松山は最難関のホールでも、ティショットをフェアウェーに置くナイスショット。

0:00 松山のバーディーパットはカップ右に外れ、パーセーブ。通算17アンダーの首位から2打差で最終ホールを迎える。

23:54 松山の2打目は、カップまで残り169ヤード。右からのドローボールでグリーンオン。

23:49 17番ホール、480ヤードのパー4。松山のティショットは打った後に観客から拍手が起こるナイスショット。ランも出て、きっちりとフェアウェーに置く。

23:43 先に打った同組のニコライ・ホイゴールのラインを見ていた松山だったが、慎重に打ったパットはカップのわずか右に外れてバーディーならず。

23:37 16番ホール、168ヤードのパー3。松山のティショットは、ピン左奥につけてバーディーチャンス。

23:34 松山は冷静にパットを沈めてナイスパー。

23:31 松山のバーディートライは、カップ右を通過。返しのパットは嫌な距離を残す。

23:24 松山の2打目はピン奥へグリーンオン。

23:19 15番ホール、405ヤードのパー4。松山のティショットは、フェアウェーをとらえる。

23:15 決めれば首位に並ぶバーディーパットはわずかにカップに届かず、松山も肩を落とす。

23:11 つま先下がりの厳しいライで深いラフからのアプローチだったが、松山はグリーンにのせてバーディーチャンス。

23:07 松山の2打目はカップまで残り254ヤード。果敢にグリーンを狙うも、グリーン下の深いラフにつかまる。

22:57 14番ホール、552ヤードのパー5。松山の1打目は、フェアウェーをとらえるナイスショット。

22:52 松山は、バーディーパットを打った瞬間にカップ左に外れたとわかる仕草。それでもしっかりとパーセーブ。

22:47 ピンまで180ヤード弱の松山のセカンドショットは、グリーンオン。着弾してからグリーンの傾斜でカップまで少し近づく。

22:40 13番ホール、414ヤードのパー4。アイアンを手にした松山は、気合のティショットでしっかりとフェアウェーをキープする。

22:37 松山はファーストパットをきっちりと沈めてバーディー!通算17アンダーに伸ばし、この時点で首位から2打差の2位タイ。

22:32 松山の2打目は、カップまで残り140ヤード。ピンそばにつけてバーディーチャンス。

22:26 12番ホール、433ヤードのパー4。松山のティショットは、フェアウェーをきっちりととらえる。

22:17 グリーンのラインを慎重に読んだ松山だったが、バーディーパットはフックラインに乗らず惜しくもカップインならず。

22:23 11番ホール、174ヤードのパー3。松山の1打目はグリーンオンでバーディーチャンス。

22:07 松山はバーディーパットを冷静に沈める!通算16アンダーに伸ばし、この時点で首位から3打差の2位タイ。

22:03 松山の2打目はピンまで残り127ヤード。打った後にやや納得いかないような表示だったが、しっかりとグリーンオン。

22:00 10番ホール、375ヤードのパー4。3日目まですべてバーディーの相性良いホールで、松山は1打目でしっかりとフェアウェーをキープする。

21:51 松山のバーディーパットは惜しくもカップ右。パーセーブで通算15アンダーのまま。首位から3打差の2位タイでサンデーバックナインに向かう。

21:49 松山のアプローチはグリーンオンするも、カップからは距離があるパットを残す。

21:44 カップまで残り271ヤードの松山の2打目は、果敢にグリーンを狙い一度は着弾するも傾斜でグリーン左下まで転がってしまう。

21:39 9番ホール、579ヤードのパー5。松山のティショットは、しっかりとフェアウェイをとらえる。

21:27 松山の距離あるパットは、スライスラインに乗ってカップに吸い込まれそうだったが、カップまであと一歩のところで止まりバーディーならず。それでも、きっちりとパーをキープする。

21:20 8番ホール、208ヤードのパー3。松山の1打目はワンオン。

21:14 松山のバーディーパットはカップ右を通過。パーパットも嫌な距離を残すがきっちりとパーセーブ。

21:09 7番ホール、457ヤードのパー4。ピンまで残り186ヤードの松山の第2打目はグリーンオン。

21:00 松山は3番でパーセーブし、4番から3連続バーディー!通算15アンダーにスコアを伸ばし、この時点で首位から1打差の3位タイ。

19:57 3番ホール、558ヤードのパー5。松山のティショットは、フェアウェイやや左のラフ。

19:53 松山は慎重にパットを決めて、この日最初のバーディー! 通算12アンダーに伸ばし、この時点でトップと2打差の4位タイ。

19:50 2番ホール、210ヤードのパー3。1番をパーでスタートした松山は、ティショットでベタピンのバーディーチャンス。

19:44 松山のバーディートライはカップ右に外れてインならず。

19:37 松山の2打目はカップまで残り144ヤード。ラフからのショットはピン奥にグリーンオン。

19:30 最終日19組目、首位から3打差の松山が、逆転優勝をかけてティオフ。1番ホール、419ヤードのパー4。1打目はフェアウェイやや右のラフへ。

16:55 3日目まで通算イーブンパーで44位タイの中島啓太がティオフ。

16:00 最終日1組目がティオフ。

▽8月3~4日:松山は首位と3打差の4位Tで最終日へ

松山ら3人が首位で並んで迎えた3日目。松山は、前半でスコアを2つ落としてしまうが、バックナインで3バーディー、1ボギーで取り戻す。この日の松山は71のイーブンパーで回り、通算11アンダーの4位タイで最終日を迎えることになった。

通算2アンダーの30位タイで3日目をスタートした中島は、この日は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーでスコアを2つ落として、通算イーブンパーの44位タイで3日目を終えた。

3日目を終えて首位に立つのは、通算14アンダーのザンダー・シャウフェレとジョン・ラーム。そこからトミー・フリートウッドが1打差で追い、さらに2打差で3日目を9アンダーで回りスコアを大きく伸ばしたニコライ・ホイゴールと松山が追う展開となっている。松山の最終日のティオフ時間は、19時28分でホイゴールとロリー・マキロイと同組。中島は、16時55分にスタートする。

▽8月2~3日:松山ら3人が首位並走

初日を8バーディー、ノーボギーのロケットスタートを切った松山は、2日目もスコアを伸ばした。前半を3バーディー、2ボギーでまとめた松山は、16番でこの日6個目のバーディーを奪い、首位に並んでいたトミー・フリートウッド、ザンダー・シャウフェレに1打差をつけて一時は単独首位に立つ。17番も連続バーディーを奪うが、最終18番で痛恨のダブルボギー。この日は68の3アンダーで回り、通算11アンダーの首位タイでフィニッシュした。中島は、前日からスコアを一つ伸ばし、通算2アンダーの30位タイで2日目を終えた。2日目を終えて、松山、フリートウッド、シャウフェレの3人が首位を並走している。

▽8月1~2日:大会初日を終えて松山が首位発進

2大会連続出場の松山は、日本時間16時44分にティオフ。1ホール目をパーセーブすると、2番、3番で連続バーディー。4番から4連続パーでまとめると、7番から10番まで圧巻の4連続バーディーを決める。13番と14番でもバーディーを奪い、終わってみれば8バーディー、ノーボギーの63で回り、通算8アンダーの単独首位で初日をフィニッシュした。

五輪初出場の中島は、4バーディー、3ボギーの出入りが激しいゴルフで通算1アンダーの29位タイ。なお、東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレが、松山から2打差の2位につけている。

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パリ五輪ゴルフ男子 リーダーボード トップ5+日本人選手(最終結果)

順位選手名スコア1234トータル
1スコッティ・シェフラー-1967696762265
2トミー・フリートウッド-1867646966266
3松山英樹-1763687165267
4ビクトル・ペレス-1670676863268
5Tジョン・ラーム-1567666670269
5Tロリー・マキロイ-1568696666269
49T中島啓太+370707374287

※T=タイ

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※以下、試合前時点の情報。

試合概要・日程

  • 競技・種目:パリオリンピック2024ゴルフ男子
  • 日程:日本時間8月1日(木)~8月4日(日) ※ラウンド終了時刻は翌日未明予定
  • 会場:ル・ゴルフ・ナショナル(イヴリーヌ県サン・カンタン・アン・イヴリーヌ)

出場選手(60名)

選手名国籍
スコッティ・シェフラーアメリカ
ロリー・マキロイアイルランド
ザンダー・シャウフェレアメリカ
ルートヴィヒ・アベルグスウェーデン
ウィンダム クラークアメリカ
ビクトル・ホブランドノルウェー
コリン・モリカワアメリカ
ジョン・ラームスペイン
松山 英樹日本
トミー・フリートウッドイギリス
マット・フィッツパトリックイギリス
マチュー・パヴォンフランス
ゼップ・シュトラカオーストリア
ジェイソン・デイオーストラリア
キム・ジュヒョン韓国
アン・ビョンフン韓国
シェーン・ローリーアイルランド
ニック・テイラーカナダ
ミンウー・リーオーストラリア
コーリー・コナーズカナダ
クリスティアン・ベザイデンハウト南アフリカ
シュテファン・イェーガードイツ
ニコライ・ホイゴールデンマーク
トーマス・デトリベルギー
エミリアーノ・グリージョアルゼンチン
アレックス・ノレンスウェーデン
ライアン・フォックスニュージーランド
エリク・ファンローエン南アフリカ
アドリアン・メロンクポーランド
ビクトル・ペレスフランス
中島 啓太日本
トルビョルン・オルセンデンマーク
アレハンドロ・トスティアルゼンチン
ホアキン・ニーマンチリ
サミ・ベリメキフィンランド
俞俊安台湾
ダビド・プイグスペイン
マティ・シュミットドイツ
潘政琮台湾
袁也淳中国
カミロ・ビジェガスコロンビア
マテオ・マナセロイタリア
アドリアン・デュモンデシャサールベルギー
ダニエル・ヒリアニュージーランド
ミト・ペレイラチリ
グイド・ミリオッツィイタリア
シュバンカル・シャルマインド
ラファエル・カンポスプエルトリコ
カルロス・オルティスメキシコ
キラデク・アフィバーンラトタイ
カイル・グリーンマレーシア
ガガンジート・ブラールインド
ニコラス・エチャバリアコロンビア
クリストフェル・ベントゥラノルウェー
パチャラ・コンワトマイタイ
アブラハム・アンセルメキシコ
竇沢成中国
ファブリツィオ・サノッティパラグアイ
ヨエル・ギルバッハスイス
タピオ・プルカネンフィンランド

*順不同

テレビ放送・ネット配信・中継予定

  • NHK-BS(初日のみ)
  • TVer(1日目~最終日)
  • NHK総合、NHKBSプレミアム4K(最終日のみ)

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一野洋 Hiroshi Ichino

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青山学院大学を卒業後、米軍厚木基地に就職。その後、NFLを題材にしたライターを目指して渡米。アメリカでは寿司職人を経て、日系フリーペーパーの編集者となりNFL、MLB、NBAなどを取材。帰国後はNFL日本語公式サイトのディレクション業務などに従事した。ライターとしてNFL、海外競馬、サーフィンをメインに扱い、これまでにスーパーボウル、凱旋門賞などの海外競馬、ジャパン・オープン・オブ・サーフィンなど取材経験あり。